デートで「話すことがない」は、話題の問題ではない
デートで話すことがなくなったとき、話題を探すのは逆効果でした。話すことがない、は相手の問題でも話題の問題でもなく、環境と質問の設計の問題でした。
ねらいネタ切れを、環境で防ぐ
デートで「話すことがない」と悩んでいた時期、話題をたくさん用意して失敗しました。
仕事、趣味、旅行、出身、好きなもの。十個くらいの話題リストを持って行ったのに、その日の会話は、話題リストの一から十までを消化しただけで、相手の話が一つも増えませんでした。
話すことがない、の正体は、話題の不足ではありませんでした。
「話すことがない」で、何が起きているか
話すことがない、という状態で起きているのは、次のどれかです。
- 話題はあるが、質問をして、答えを待つだけになっている
- 環境(席の向き、音、距離)が、会話を続けにくくしている
- 相手が話すより、こちらが話題を消化している
私が失敗したのは、三番目でした。話題リストを持っていると、相手の話を待たずに、次の話題を出してしまう。相手は答えているだけで、会話が「相手が話す」になっていない。
話すことがない、を設計で解決する
今は、話すことがない、を話題で解決していません。次の三つで防いでいます。
- 話題を消化しない。 話題リストは持たず、相手の話の続きを聞く
- 環境を、会話が起こる席にする。 斜めに座れる席、カウンターの並び(カウンターに並んで、座る)
- 質問は、返ってから次を聞く。 相手の答えを、最後まで受ける(デートの質問は、返ってから次を聞く)
話題を用意するより、相手が話すための余白を作るほうが、会話は長く続きました。
「話すことがない」は、相手の問題ではない
「話すことがない」とき、私は自分を責めていました。話題が足りない、会話が下手、と。
でも、あるとき気づきました。相手も黙っている、ということは、相手も話すことがないわけではない。ただ、環境が二人の会話を起こしていないだけでした。
話題は、会話のための道具であって、会話そのものではありません。話すことがない、を防ぐのは、話題より、席の向きと、質問の間隔と、相手の話を待つ余白でした。
外した話
環境を整えすぎて、話題がゼロのままデートに挑んだことがあります。
「環境で解決できる」と信じて、何も準備せずに行ったら、最初の十分だけが痛かった。ゼロはいくら環境があっても、最初の一言は必要でした。最初の一言だけは、用意しておく。
それ以降は、最初の一言だけ準備して、あとは環境に任せるようにしています。話すことがない、は、話題の問題ではなく、話題と環境と聞き方の三つを揃える問題でした。
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