デートの移動時間は、空白にしない
待ち合わせから店まで、店から次の場所まで。移動の時間を放っておくと、気まずい沈黙の入れ物になります。移動時間を「会話の場所」として設計する話。
ねらい移動時間を、沈黙ではなく会話にする
デートの移動時間を、設計しないで失敗したことがあります。
待ち合わせから店まで十五分。その間、会話が続かなくて、店に着いたときにはお互い少し疲れていました。デートが始まる前に、会話のピークを使い切った感じでした。
移動時間は、デートの「間」です。放っておくと、ただの空白になります。
移動時間に、何が起きているか
移動中は、歩きながら、電車に乗りながら、なので、座って話すのとは違います。
- 目が合いにくい
- 声が届きにくい
- 景色や音が入る
この条件で、何も用意していないと、会話が続かないのは自然です。移動時間は、会話をするには少し不便な場所。そこを、沈黙が起きても仕方ない、と放置すると、デートの印象がそこに引っ張られます。
移動時間の、三つの設計
今は、移動時間を次のように使っています。
- 移動の長さを、先に把握しておく。 「この駅から店まで八分」と分かっていれば、その時間の会話を想定できる
- 移動中は、重い話をしない。 仕事の悩み、将来の話は、座って話す時間に取っておく
- 移動中は、「景色」と「店の話」でつなぐ。 通りかかった店、向かいの建物、着いた先の店の話
三つ目が一番効きました。移動中は、外のものを話題にすると、目線の行き先があるので会話が続きます。沈黙になっても、歩いているから気まずくない、という安心もあります。
移動時間を、計算に入れておく
移動時間は、デート全体の時間の一部です。
初回を九十分で設計するなら、待ち合わせから店までの移動も、その九十分に含まれます。「九十分」と言うと、店の中の時間にしがちですが、移動も入っています。それを分かっていると、移動が長い店を選ばなくなります。
駅直結の店を選ぶのは、そのためでもあります。移動が短いほど、デートの時間を会話に使えます。
外した話
移動中の話題を用意しすぎて、反対に失敗したことがあります。
「移動中は景色の話でつなぐ」と決めて、見えるものを片っ端から話題にしていたら、相手が話す余地がなくなりました。私がずっとしゃべっていた、という状態。
移動中の話題は、自分のものではなく、二人で見るものの話にすると良かったです。話題を用意するより、見たものを一緒に見られるか、が移動時間の設計だと思います。
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